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介護の魅力とは・・・

11/23千葉県教育会館において「介護の魅力を語る千葉県フォーラム」~福祉の明日を支える!~が行われました。会場には、県内介護福祉士養成校の生徒をはじめ、施設職員ほか500名近い方が集まりました。さわやか福祉財団理事長 堀田力氏からの基調講演の後、松寿園にもお越しになっている植草学園短期大学の古川先生がコーディネーター役として、県内施設で働く3名の職員からの事例発表がありました。
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「介護とは幸せをつくる仕事である」シンプルですが、印象に残った言葉です。
介護のイメージは、いろんなカタチで伝わっており、なかなか正しく伝わっていないのが現状ではないでしょうか。また、私たち介護業界側もそのイメージを積極的に伝えたり、そもそもイメージを意識した取り組みをしていく意識自体、希薄であったと思われます。介護のいいところをアピールする視点と現状をつまびらかにオープンにしていく視点が大切です。
昨今、しばしば介護職の低賃金が話題になっています。
その理由について上野千鶴子著「当事者主権」によれば・・・①これまで女性が家族の中でタダで供給してきたから②女性なら誰でもできる非熟練労働と見なされてきたから③主婦のように無尽蔵の労働力の供給源があると考えられたから。もちろんこの理由は全て間違っている!!!。更に、ケアサービスの労働力不足は、看護師不足と同様ある意味「つくられた問題」である・・・。と書いてありました。
確かに、政府の緊急雇用対策を見ると、失業者→介護業界へといった傾向は安易的でもあり、かなりの割合でそのミスマッチが起きているのが現状であります。介護の労働価値が決して高く評価されていないからこその発想であり、介護の業界で働く者としてプライドを失わないでいたいと思わされます。
堀田先生も基調講演の中で「お金を稼ぎたい。お金の価値に優先を持たれる方は、介護には向いていないのではないか!」とはっきりおっしゃっておりました。お金では買えない人と人との接点の中で生まれる深くて広い様々なシーンに遭遇することができ、その経験から自分の価値観が揺り動かされ、感性が磨かれ、ひいては人間性の向上が期待される・・・。
人生の最期の幸せづくりの支援は、すべての世代の人々の安心に関わる非常に大きなテーマであること。誰しもが、避けて通れない「介護」という人生の難所を乗り越えていくために、介護職の力が少しでも役に立つことがあれば、自分自身にとってもどれだけ幸せなことか・・・。やはり、直接人の為になることに係われるということは、なかなかあるものではないでしょう・・・。
そう!介護は、本来受ける側も提供する側も笑顔が増え、幸せを享受できるものでなければなりません。
と言いつつも、まあ、仕事ですから、辛いことが多いのも当然!辛いのが仕事。辛いからこそお金が頂けるのです。
介護は、辛い!辛い!といった現実も事実ですが、辛さの中に埋没しかけているたくさんの楽しい!嬉しい!を掘り下げていくその仕組みや力、気力を培っていくことが重要です。
まだまだ、介護の歴史的深みは、医療・看護の深みには及びませんが、福祉に携わる関係者(特養・老健・デイ・ヘルプ・地域包括・・・・福祉って結構複雑!?)は、その分断されがちな価値を統合させ、福祉の業界で働く者が自信と誇りを持って活躍し続けることのできる業界にしていかなければならないと心新たに感じることができました。

by rokkoudai | 2009-11-23 22:23 | 常務理事 | Comments(0)