海外研修報告3 fromデンマーク

今日の研修について、報告します。
今日は朝から、92歳の方(男性)がトイレ(とお風呂が一緒になっている所)の床に血だらけで
仰向けに寝ているのを発見!意識あり、本人曰く”ずっとこうなってた”とのこと。外傷を確認した
ところ、肘の皮が3cm四方くらいむけていて、そこからの出血のよう・・・。
さすが、デンマークと思ったのは人力で助け起こさず、傷の手当をしつつ、別のスタッフがリフト
を探しにいったこと。どんなときでも決して、介護者が体を酷使するような”持ち上げる”行為はしないことが徹底されていました。倒れている92歳の方も”早く起こしてくれ”とは言わず、スタッフのリフトを持ってくるからの声かけにうなずいていました。
その後、92歳の方はリフトでベッドに上げられ、横になりました。一時間後にはいつものよう
に歩行器を使いながら、歩いていました。”痛くないですか?”と聞くと、”そんなにひどくなかったからね”とおっしゃり、昼食にはビールとスナップ(デンマークの焼酎)を飲みながら、オープンサンドを召しあがっていました。
デンマークでも事故は起きるとのこと。事故を未然に防ぐことは必要ですが、起こったときにどうするかという対処方法も重要です。日本だったら、このような事故が起きたら、ご家族への説明・謝罪が必要だろうな・・・と考えました。今回は貴重な場面に居合わせたことに感謝しつつ、92歳の方のお怪我が大事に至らなくて良かったと思いました。
では、またご報告します。(石山)

たくましい!介護する側の技量が求められるだけでなく、実は、介護される側の方々も老い方を心得ているようですね。私たち日本人もいかにして老いていくか?というテーマをタブー視しないで、もっと正面から向き合って学んでいかなくてはいけないのでしょう。
「生きることそのものが「老い」に向かうプロセスとすれば、どんな年齢の人でも――それがたとえ生まれたての赤ん坊であっても――「老い」を考える主体となれる」と社会学者の上野千鶴子氏は語っております。
老いることは、決して高齢者の方だけでなく、若い世代の方々も「老いの当事者」として考えていくことが求められているような気がします。決して他人事ではないのです。「明日は自分もそうなるかもしれない」という思いが、介護の質を高める大きな”力”になるのではないかと思っています。(正田)
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by rokkoudai | 2010-05-10 20:36 | 居宅介護支援事業所 | Comments(0)