海外研修報告8 fromデンマーク

今週はオーデンセにあるアルツハイマー協会に行ってまいりました。ここのすごいところは、多大なるボランティアの力で運営しているところです(センターのリーダーは有給)。加えて、若年性の認知症の方々を対象としたプログラムもあるのはすごいと思いました。
初日はまず、朝9:00過ぎににビリヤードクラブ(このメンバーは認知症)の方が来て、30分ほど、コーヒーを飲んでのんびりした後に、ビリヤードを楽しみます。ご家族に連れてきてもらう方もいれば、タクシーでくる方もいます。認知症のご主人を持つ、奥様に話を聞いたところ、”ここにくれば仲間がいるのが嬉しいし、夫のことも理解してもらえているのでありがたい”とのこと。ご主人が認知症であることは理解しているが、そのことで、自分の気分の浮き沈みがあり、気持ちが落ち込むと目の前が真っ暗で、将来に対する不安が大きいばかりで、絶望的な気持ちになるが、ここに来て、同じ境遇にある方と話をすると楽になるし、また、夫も楽しんでいる姿をみるのが嬉しいと話していました。
午後は記事の書き方について講師を読んでの講義でした。今度、別の市にある”認知症カフェ”を訪問し、取材をして、それをアルツハイマー新聞(ネット新聞)に掲載するための記事を書くのだそうです。その講義に来たメンバーは15人弱だったのですが、自己紹介をした際に”私はアルツハイマーで・・・”とか”アルツハイマーの診断を5年前に受けました”と次々におしゃっているではありませんか!もちろん、デンマークの全ての方が、そのように告白できるわけではないと後から聞きましたが、認知症がありながら、新聞作りなどの活動の場があるのも素晴らしいと思いました。
アルツハイマー新聞→→→http://www.alzheimer-avisen.dk/
添付の写真一枚目はアルツハイマー協会の外観、二枚目は室内の写真です。
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では、またご報告します。(石山)

オーデンセとは、アンデルセン童話発祥の地!で有名な場所。のようです。船橋市(姉妹都市)にある「アンデルセン公園」は子供に人気のスポットとして有名です。
さて、今回は、アルツハイマー協会のレポートでした。
人、プログラム、設備の3点セットがそろっているような印象ですね。そして、認知症であっても、妙に病人扱いせずに、接するということに1つの方法論があるように思われます。人は同情されるということには、敏感に反応するものですから。同情ではなく、共感できるようにしていきたいものです。
自立と依存と過保護。その狭間の中で揺れ動きながらいずれにも偏りすぎずない、微妙な加減を1人1人微調整することに「その人らしさ」を支援させていただく視点があります。
それにしても、デンマークのお年寄りからは、底知れぬエネルギッシュなパワーを感じるのは私だけでしょうか?そのパワーの源はどこから来ているのでしょうか?
根性だったら、日本のお年寄りは負けるはずが・・・。でも根性だけでは生きていけないか。
デンマークの方には根本的に楽しく生きる術が染みついているのでしょう。・・・と考えると自分自身も今から人生を楽しまなくては!ということになりますね。(正田)
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by rokkoudai | 2010-06-01 00:37 | 居宅介護支援事業所 | Comments(0)